『どういうお店が流行るんでしょうか?』
という質問をされた時に、必ず答える内容があります。
『口コミしたくなる商品・強み・ウリ』×『口コミしやすい言葉』で、お店が流行ります。
前回の屋号の話にも似ているのですが、
特にショップのブランディングで気をつけなければいけない部分は、後者の『口コミしやすい言葉』の部分です。
どちらかというと『口コミしたくなる商品』は内側の部分、お店を始める人にとっては得意としている軸の内容(事業内容)なので、
我々が力をいれて提案するのは、外側の『口コミしやすい言葉』のほうですね。
ライター業をカジっていたからわかること
実はワタクシ、独立前にフリーペーパーのライターの仕事に少しだけ関わっていました。
とある地域で発行部数8万部以上、そのエリアでは到達率100%の最も認知度のあるフリーペーパーでした。
そのフリーペーパーのお店の取材記事をライティングをする上で、気付いたことが1つあります。
ぶっちゃけて言います!
『紹介しにくいお店』って、結構あるんですね。。。
このお店って、どう紹介したらいいんだろう。嘘も言えないしな・・・と。
取材に行って途方に暮れる、ライナー泣かせのお店って、結構存在するんです。
ライター泣かせの店にならないために!そのNG例を紹介
どんな雑誌でも、文章の頭に『見出し』『キャッチコピー』ってありますよね。一番そのお店の紹介を凝縮した言葉です。
これがパッと思いつかないお店は、正直キビシい経営状態になるのが予想つきます。
例えば、今まで見てきたキビシーっ!と感じた見出しのイメージを紹介します。
『まったりできる癒し空間のカフェ』
『一番のウリはオーナーの人柄と笑顔のレストラン』
『フレンドリーな接客が自慢のおしゃれなヘアサロン』
どうでしょう。すべて今、自分で考えた参考例ですが、
・・・・・『行きたくなりましたか?』
1番のポイントは、
『そんな言葉、ほとんどのお店で当てはまるわっ!!!』
とツッコミを入れたくなる感じです(笑)
実体験で感じます。このようにライターさんに書かれている時点で、お店のウリが『無い』もしくは『伝わっていない』状態です。
口コミ力が極めて低いお店になっていますね。
ライターがスラスラ原稿をかけるコンセプトを"事前に"仕込もう
目が肥えているプロのライターさんが紹介したい店=一般の人でも口伝えに紹介したいお店、になります。(無料取材ならなおヨシ!)
また、見出しになる言葉が強烈であればある程、口コミ力のあるお店ってことですね。
手前味噌ですが、簡単に今までKOMで手がけてきたお店を例に、"見出し付き"で紹介してみます。
『多くのトップアスリートも通う、名古屋屈指の設備を整えたパーソナルトレーニングスタジオ』
BC PROJECT
『フランス帰りのメトロ好きなオーナーが手がける、電車の走るパティスリー』
パティスリーしあわせのえき
『終電ギリッギリまで飲める!駅直結の女性のハシゴ酒スポット』
カナヤマギンザ
こんな感じで、他では真似出来ない場所!って感じが伝わりますでしょうか?
他では替わりが無くて、『わざわざ行くべきお店である』って感じが大切かと思います。
『あのお店ってどんな感じだった?』と聞かれて、答えられるかどうか。
それが一番大事なポイントです。
また、それがブランディングによってお店全体のデザインでも上手く表現出来ていることも、もちろん大事なんですけどね。
まとめ〜意識して作る口コミ力
コンセプトをつくろう!っていうのは慣れていないと難しいですが、どういう風に世間から口コミしてもらおうか、という視点で考えてみましょう。
それが一般人のレベルでも『覚えやすい』っていうことが『口コミ力』であり、『コンセプト』になり得るものです。
そんな発想から逆算して、事業の軸を考えてみてはいかがでしょうかね!
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