『商売をする上で、キャラクターを作ることって必要ですか?』
たまにこんな質問をされるのと、KOMではブランディングの一貫としてキャラクターデザインを頼まれることも多いため、今回はキャラクターについて書いてみます!
昨年書いた代表ブログ〜キャラクターについての持論も、合わせて読んでね
キャラクタービジネスの市場規模は2兆円越え
日本人はキャラクターが大好き!!
国内の市場規模は毎年2兆円を超えていて、もはやメディアでも毎年取りあげられるようになったゆるキャラグランプリでは、2014年だと1699体のエントリーがあったようです。
もはや企業だけじゃなく、自治体や観光協会を巻き込んだ重要コンテンツになっていますね。
あとは"キャラ弁"なんかも、もはや一般的にも定着していますね。
ショップのブランディングとキャラクターの関係
少々キャラクタービジネスが盛り上がりすぎて、個人的には飽和状態なイメージを持っています。ぶっちゃけて言うと!
『作れば良いと思っているだろ?!』
という印象が強すぎるんです!
じゃあ何のために作るんだろうか・・・・・、
そこが明確になれば、本当の意味での『キャラクターをつくる価値』が出てくるんじゃないかな、と思う訳です。『作ったんだけど、なんのために??』と迷路に入り込まないためにも、個人的な観点からキャラクター作りの意味を整理してみます。
『キャラクターにどんな役割を託すのか』
これがポイントです!!
★役割その1_お店のガイドさんとして
電車がモチーフとしたコンセプトの愛知県安城市のケーキ屋さん『パティスリーしあわせのえき』には車掌さんのキャラクターがいます。
もともとは、ホームページでご提案したコンテンツ『スイーツ診断』というページの案内人的な役割でしたが、いつのまにかお店全体のガイドさんの役割を担うように成長しました!
車掌さんのバリエーションはこちら
メインでは登場しないけど、ちょっとした説明に登場する"名脇役"として、お店を盛り上げてくれる貴重な存在です!
★役割その2_客層を広げる広告塔として
ハイエースのカスタマイズパーツで圧倒的な人気のブランド『Genb』には、最近"玄ガメ"と"ハブ太"というキャラクターが誕生しました。
当然メインターゲットとしては圧倒的に男性になりますが、キャラクターが広告に入ることで別の客層へのアプローチが生まれ、さらにブランドの認知度が上がっていくのではないかと思います。
★役割その3_イメージを和らげるためのシンボルとして
上に並べた2つのキャラクターは『柔道教室』と『空手教室』のキャラクターデザインです。
上は名古屋市中川区の接骨院、高畑駅前接骨院のキッズ柔道教室のPRのためにデザインしたもので、院長の『河原』のお名前からカワっちとハラりんという名前のキャラクターです。
下は愛知県阿久比町の空手アカデミー、真明流武術空手アカデミーのキャラクターとしてデザインしたドラゴン、真明龍です。
いずれも共通点は、格闘技というイメージを少しマイルドにしてあげることで、ママやキッズに向けてPRをするためにデザインしたということです。
まとめ/キャラクターには使命を与えよう
キャラクターを、スタッフの1人として紹介しているお店も、結構ありますよね?(うちもそうです!)
非常に個性の出やすい"キャラクター達"には、生まれる前に使命(役割)を与えてあげると良いと思います。
そうすると、『非常にスクスクと育つ笑』そんな印象ですね。
単に漠然としたPRで作るよりは、『何のために生み出すのか』を明確にしてあげると、皆に愛される優秀なスタッフ?!として育っていきますよ!
[KOMの自社で使っているキャラクター達]
※今回はブランディングとキャラクターの役割を中心に書いたので、一般的な『キャラクターグッズの販売』などの視点は外して書いています。それはまた、どこかの機会で。
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