前回のブログ(前編)ではブランド・アイデンティティやロゴタイプの紹介をしました。
コムデザインラボの2020年〜自社のブランディングを再構築する(前編)
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引き続き、大きく変わったキャラクターについて解説をしていきます。
なんだかんだで、創業時から馴染みのあったキャラクター、仮称KOMくん。
「ロゴを変えよう!」と私が思った時には、このキャラクターは当然残すつもりでしたが、担当しているスタッフイシバシの意向で考え直し、何度も検討を重ねて今回のリニューアルに至ります。
「ロゴだけじゃなくキャラクターを変えたい」というスタッフからの要望は当初、決して論理的ではなかったため、初めは言っている意味が1mmも理解できず、検討にかなり時間がかかりました。
ただ、当初は自分自身がデザインの依頼主(オーナー)の立場としてデザインを頼んだ訳ですが、「そうか、力量的にスタッフに全ディレクションを任せてもダメなんだな」と考え直し、改めて自分がディレクターの立場として考え直してみて良かった。
時間をかけて「変えたいと思う意図」を自分で咀嚼し、改めてブランディングにおけるキャラクターのあり方を改めて考え直すきっかけになりました。(ただ、"歴史を捨てる"というブランディングの手法は普段使わないので、ぶっちゃけ相当な勇気が要りました。)
リニューアルして、今後のコムデザインラボのキャラクターはこちらに変わります!
KOMの新キャラクターデザイン
ロゴタイプと合わせると、こんな感じです!
『黒いダルマがモチーフのキャラクター』に変わります!
前回も紹介した3!(トリ・エクスクラメーション)を柄に取り入れた、オリジナルのダルマです。
3!(トリ・エクスクラメーション)
『商売繁盛』を意味する『黒いダルマ』
さらにはタダでは転ばないKOMの精神面を表すのにはぴったりのモチーフだと思います。
私が19歳の時に、飲食店のアルバイト先で聞いた『ダルマの営業日報』という社員さんの中で伝説化しているエピソードを話します。
当時、そのチェーン展開している居酒屋では、レジ締めの後に本部宛に売り上げのデータを営業日報としてFAXすることになっていました。
毎日の売り上げノルマが課せられているので、店長や社員さんは毎回大変で、未達成の場合は反省文を書いたりとFAXを送るのが億劫になるのですが、ある社員さんが送った1枚の営業日報で、会社中が騒然としたらしいのです。
その本部に送られてきたFAXには、その日の売り上げや文章などが一切書かれていません。
FAXに書かれていたのは所定の記入欄を全て無視して、どーんと真ん中にダルマのイラストだけ。
本部の人は、最初さっぱり意味がわからなかったそうですが。
そのココロは・・・・・
という、ノルマに遠く及ばなかった店長さんからの"苦肉の策のメッセージ"だったようです。
・・・っていう、ぶっ飛んだ社員さんの伝説的日報エピソードが今だに印象に残っていて、なんだか演技が悪いですよね。
ってことで、KOMのダルマはというと・・・・・
転ばないし、手も足も出すという、可愛い顔をした不屈のダルマだということです!
なんだかんだ10年弱も連れ添ったキャラクターなので、今後は『守り神』というポジションで、事務所にひっそりと存在してもらおうと思います。
なんか今日写真撮ったら、本当に守り神っぽい雰囲気だった。
結果的には、タカギの結婚式が最後の大仕事となりました。
それはそれで、良かったかなと思っています。
これから一気にとはいきませんが、webやペーパーアイテムも徐々にダルマ君にシフトしていく予定です。
このキャラクターに決まってから、最近ではなんだか『ダルマ』が気になりだして(元々好きだったんですけどね。)、
ほら、年明けのツイッターにも。
ちなみに、
コムデザインラボ第2章が始まります!!!〜新住所も書くよ_KOM事務所移転プロジェクトvol.22
このブログあたりから、ブランドモチーフである『!!!』を意図的に盛り込んでまして、
以上、一緒に取り組んでいたイシバシすら気づかなかった伏線でした。
(気づいた人は表彰してあげたいレベル。)
以上、新たなブランド要素を元に、2020年のコムデザインラボは強いブランドになるべく、整えてきます!!!
後日、実績更新しました
https://design-kom.com/design/l129newkom/