なんで今突然、TOKOTOKOの話題なのかというと、
このロゴマークがご縁で、東京でお仕事がひとつ決まったからです(笑)
あと、これは偶然ですが、このロゴマークについての解説コメントを、昨日偶然更新したからです。
お店が出来るまで、実はこんなエピソード
お店の設計の前に、オーナーさんに屋号の検討をお願いしていたんですね。
当時は自信なさげでしたが「床屋だからTOKOTOKOで!」という電話をもらって、それをホワイトボードに書きました。
「おっ、響きも良いしイイじゃんイイじゃん!」
と社内でしゃべっていたのを覚えています。
そこからどう和風に化けるのか〜ブランディングプロセス
実は、和風っぽい世界観というのはオーナーさんとの度重なる打ち合わせでは全く出てきていない内容でした。
課題に感じたたのは、メンズカットサロンなのに響きが"トコトコ"だと可愛くなりすぎるという点。。。
そんな検討をスタッフ全員で会議していく中で、ダイレクトに"床"の文字をマークにすることが決まり、それなら漢字が生きる和モダンテイスト、だったらメンズカットらしく無骨に職人技が生きるようなイメージで、というふうに、一気に世界観が広がっていきました。
メニューではなく"OSHINAGAKI"
トイレの暖簾には"OTEARAI"
ただ和風というモチーフを単純にもってくると野暮ったく、下手なデザインだと居酒屋みたいなデザインになりがちです。
そこを理解した上で、絶妙なバランス感覚で落とし込んでいます。
そんなことをKOMでは検討しながら、世界観を作っていきます。
ちなみに、プレゼンで突然"和風"という提案をするのは勇気がいりましたが、オーナーさんの素敵な"ノリ"と"理解"があってこそ、こうしてオンリーワンのメンズカットサロンとして実現することができました。
ひとつのお店をつくるのに、案件によってはKOMの全メンバーで何時間も、落とし所が決まるまでずっと検討に時間をかけます。
その過程を経て、他には無いブランドが毎回生み出されていくのです。