オーナーさんへのインタビュー

1969年から続く知多市の理容室。2010年9月にリニューアルするタイミングで携わらせていただき、コムデザインラボとして独立して初めて手がけたお店です。デビュー作でもあり、アイデアマンであるオーナー濱野氏との数々の仕事の経験が、KOM のブランディングの原点であるため、共に歴史を作っている、そんなお店です。(代表タカギ談)
愛知美容専門学校を卒業後、20歳で上京。東京・大阪の理容店で10年働いたのち、実家の理容店「はまゆう」へ。2010年、結婚を機に店を全面リニューアルし、「トータルプロデュースサロン HAMAYU」として再出発した。
愛知県知多市出身。
名古屋・岐阜で活動するフリーライター。情報誌の編集・印刷媒体の企画などを経験したのち、独立。今の職に就く以前は、1年間ほど美容院で働いていた経験もある。理容店へ来たのは、中学2年生まで父と一緒に通っていた近所の床屋以来。

昭和24年から続く老舗理容店、HAMAYU

 

地域で愛され続ける理容店が2010年

装いも新たに生まれ変わりました

 

3代目店主にあたる濱野さんの

たくさんの想いを詰め込んだ

くつろぎと癒しの空間です

 

地域に愛され続ける

社交場のような存在でありながら

今しかできない提案を仕掛けていく

たくさんの人の美を応援し

トータルでプロデュースしながら

暮らしを支え、気持ちを満たしていく

 

HAMAYUは

これまでになかった価値を提案する

あたたかくて、あたらしい

トータルプロデュースサロンです

素敵なお店ですね。

ありがとうございます。

手前が2席のオープンスペースで、個室は…
(奥の個室をのぞく)
それぞれ雰囲気の違うお部屋が、二部屋あるんですね~。

この個室なんですけど。

・・・・・照明を切り替えてくれました・・・・・

カットモードと、リラクゼーションモードで、照明を変えてます。
これ、赤ちゃんがお母さんの胎内にいる時に感じる光らしいんですよ。

確かに、なんだか落ち着きますね。

そう。
照明だけで、だいぶリラックス度が違うんですよね。
うちは理容室なので、シャンプー台への移動もないですし…。

そっか!
移動式シャンプーですよね。

シャンプーはもちろん、シェービングやエステの時にも照明を落としています。
施述してる時間は、誰にも邪魔されないし、席移動もないし。

なんだか「私のための空間!」っていう特別感があって良いですね。
この扉も、隠れ家みたいでかわいい!

僕も、嫁さんも、この入り口は気に入っています。

ところで、お店をリニューアルしたのはいつですか?

2010年です。

それ以前はどんなお店だったんですか?

うちは、昭和24年に僕の祖母にあたる人が創業した理容室で、
今の雰囲気になる前は、昔ながらの「まちの床屋さん」って感じでした。
男性客が多かったですしね。

そんなに古くから!
リニューアルオープンの前後で、男女比や客層って変わりました?

女性客が以前よりぐんと増えましたし、
若い方にも来ていただけるようになりましたね。

逆に、元から来ていた常連さんは、驚いたんじゃないですか?

そうそう。
みんなびっくりしてました。

初めは個室に慣れなかった常連さんも、
そのうち「個室もいいもんだね、落ち着く」
と個室を選んでくださる方が増えたのが嬉しかったです。

そもそも、リニューアルをしたのはなぜ?

建物の老朽化もありましたし、
僕が結婚して、ネイリストの妻が一緒に働き出すタイミングもきっかけでしたね。

以前、東京で働いていた時との「ギャップ」も理由のひとつだったのかも。

ギャップ?

都会で働いてた時は、全て個室のお店だったんです。
僕自身が、個室で髪を切るのに慣れていたので、
こっちに帰ってきてからは、隣のお客さんに会話を聞かれることすら、
ものすごく抵抗があって。

個室での接客の方が慣れてたってことですかね?

それもあると思います。

でも、時代の流れ的に、大衆的な理容室は少しずつ廃れていくような気もしていました。
昔ながらの「まちの床屋さん」って、
地域住民の憩いの場みたいな雰囲気ってあったんですよね。

でもそれがだんだん変わってきて、
今はもっと「個」を大切にした空間が求められているんじゃないかと思って。

たとえば?

理容室は、「大きなフロアで会話を楽しんだり、情報共有をしたりする」ことが、
昔はきっと目的のひとつだったんです。

でも今は、それよりも、癒しやプライベートが求められる。
「自分だけの空間」「自分だけの時間」も大切にされてきてるんですよね。

なるほど。
だから、個室を作ったんですね。

本当は、全部個室でもいいと思ってたんです。
でも、今までこの店を切り盛りしてた母から
「オープンスペースもほしい」という意見があって。

じゃあオープンスペースも、ただフロアを広く取って椅子をたくさん置くんじゃなくて、
きちんと意味を持たせたものにしなきゃと考えたんです。

結果、ここは「親子スペース」という位置付けで作りました。
「二人で一緒に髪を切れる個室」という考え方ですね。

なるほど。
「時代に合わせた」というより、「時代の先を行く」お店づくりですね。

ただ、こういうのってあまり先を行き過ぎてもダメなんですよね(笑)。

お客さんの感覚とか要望も掴みながら、ちょうど「商売が成り立つ」タイミングに切り替えることが大事だなと思ってます。

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