印刷についてのうんちく話です
コンビニでもスーパーでもどこでも見かける明治おいしい牛乳、
グラフィックデザイナー佐藤卓さんの代表的なパッケージデザインですよね。
先日お、おおおおお!?と気づいてびっくりしたんですよ。
ひょっとしてこれ、たったの2色印刷じゃない?と。
印刷に使われるインクは紙の上で重ねることにより、絵の具のように混ぜ合わせた色合いを作ることができます。
また、濃さを0%〜100%で調節することにより、淡い色からコッテリした色まで自在に表現ができます。ゆえに、グラデーションのカタマリである「写真」のような表現も可能です。
※印刷の方式により異なります
ということで見てみますと、

赤と青のインクだけで構成されているんです。
2色だけとは思えない豊かな表現に自称印刷フェチのヨシダも唸りました。(なお実際は、掛け合わせ色と濃度の安定性からか4色使われておりました。コストは当然上がりますが、印刷品質優先ってことですね)
ちなみに…
今ではフルカラーが当たり前ですが、ひと昔のスーパーの折り込みチラシは赤と緑の2色印刷が多かったりしました。
これはスーパーで扱う食材に赤系と緑系が多いことと、この2色を掛け合わせると黒になることから、濃い影〜淡い色などいろんな色彩を表現しやすいからなんですよ!
ということで、いつも綺麗に仕上げてくださる印刷職人さんに感謝!のヨシダでした。