おそらく100人中97人は「何のこと???」ってなると思いますが
9月9日に開催されるFUJIFILMのカメラについてのライブイベントです
僕はリアルタイムで視聴するほど熱心ではないのですが、後日まとめ記事を確認するぐらいにはFUJIの人です。
サムネイルの本は数年前のお気に入りなのですが、ちくわ君が見頃に邪魔しにきました。
今回は7月に発売されたX-H2 X-H2Sという僕が持っているX-H1の後継種の詳細についての配信らしいのですが
スタッフバンがX-T4を買ったり 「買っちゃった!」
スタッフナカグロがこれまたいいカメラ買ったり(買うかも?)が続いているのでカメラ機材への熱が高まりつつあります。。。

フジフイルムって名前の通りフイルムメーカーが原点なんですよね。
そのため、カメラにはそのフィルムの色を再現できるフイルムシミュレーション機能があるのですが
これが実に素晴らしい。
RAWで撮って現像(PCで加工)するのが苦じゃない人はそこまで要らないかもしれませんが
カメラの設定を変えるだけで、シャッターを切った瞬間に味のある写真が撮れちゃいます。
楽して撮れることを推しているわけではないのですが、味のある落ち着いた色味がめちゃくちゃ素敵なんです。

話のスケールが急に大きくなりましたが
年々進化してきたデジカメの「画素数」「センサーサイズ」「感度」消費者の求めるスペックを追い越してきているので、より高い性能って正直もう要らないんですよね。
それに今ではスマホでも十分に綺麗な写真が撮れてしまう。
そのため、カメラ業界は縮小傾向にあり「カメラ女子」なんて言葉が流行っていた頃にはよく見かけた「オリンパス」も既に撤退しています。
ここ10年でピーク時の1/10にまで減っているそうですよ。

導入からしてH2に手を出す雰囲気醸し出してましたが、僕は3年ほど前に発売されたPRO3がいいなと思ってます。
何故ならこのカメラ
物理ではなくコンセプト!!


普通のデジカメって背面にモニターが付いていて、撮った写真をすぐに確認できるのですがそれがない!!
背面をひっくり返せば出てくるのですが、撮影時は基本的にモニターは見えなくなっていて
実はこれ、『シャッターチャンスを逃さないように写真を撮ることに集中して欲しい』というFUJIさんからの攻めのコンセプトなんです。
販売予告の時点では、そのあまりの尖っぷりに失敗するかと思いきや
2019年12月の販売ランキングでは『ソニーのα7 III』、『ニコン Z 50』を抑え第一位!
いつか値がさがるかなーって考えてたんですが、未だに横ばいで今回調べてみたら想像以上にヒットしていたみたいです。。。
嬉しいような悲しいような。。。
フイルムメーカーとしての強み(らしさ)が活きるコンセプトのプロダクト!
ちなみに、フジフイルムの組織内には『CLAY』と呼ばれるデザインスタジオがあり、様々なデザインが交錯する場があります。
2019年グッドデザイン賞授賞式の際に、柴田文江さんが「富士フイルムの中で、すごい共振が起こっているのではないか」とコメントしていたのが印象的なのですが、対してフジフィルムの堀切さんは「トップから現場までが一体となり、変化や失敗を恐れずに、医療機器や化粧品など新しい領域に取り組めたことが大きい」と記事にしていました。
あらためて、国内でデザイナーが現場や経営にも居場所ができ、社会により必要とされた実例だと感じましたね。
2020年2月号 ブレーン
FUJIFILM CLAY
長々と書き綴ってしまいましたが、fujifilm オススメできないけどオススメしたい!
(一部のトキントキン)
さて、PRO3の最安値を探しますか。。。