昨夜、お世話になっているお店の新年会に参加させてもらいました!
(部外者がスイマセン、お邪魔しました!)
顔を合わせて軽い挨拶程度はあっても、お店で働くスタッフさんたちと直接話せることは数少ないですし、
まず、他の会社のスタッフさんと話す機会ってなかなか無いのことなので、とても貴重な機会になりました!
そんな中で感じたことを、ちょっと書いてみたいと思います。
経営者と"わがまま"の関係について考えてみる
昨日の新年会で話をさせてもらったスタッフさんは20代前半と後半のお二人。
(ちなみにKOMの歴代スタッフも全て20代の同世代。)
そんなスタッフのお二人と話してみて感じたことは、
『とっても素直で、遠慮深い!』
ということでした。
それはもう、『飲み会なんだから、もっと遠慮なくね!』って言っちゃうくらい!業界が違うと新鮮ですね!
でもね、気持ちはわかるんです。
おそらく上司なんかが『遠慮するなよ!』と言ったところで、
とりわけ自分としては遠慮しているって訳でもないし、きっとストレスってほどの不満にもあまり感じていない、たぶんそんな風かなと。
(結構自分も、そういうタイプだったので、とてもワカル!)
ただ、これって『とても素直で従順な従業員』ということもいえるし、それは同時に『無個性だったり、何を考えているか分かりにく存在』と思わちゃうと損だなぁと感じました。
どちらが良いとか悪いではないんだけど、両面あるなぁと。
他の会社のスタッフさんと接してみて、うちのスタッフ達は、デザイナーという性格がそうさせるのか、結構自己主張のある人たちなので、
それはそれで、時としてイラっとすることや、協調性がないなぁと感じることも多々あります(笑)
そんなスタッフ達の『わがまま』は、今思うと価値あるエネルギーだったなぁと、改めて思った訳です。
ベンチャー経営者にとって、スタッフの『わがまま』は"良いヒント"
KOMは、人数が少ないこともあってスタッフの意見も通りやすいのですが、
スタッフに言われたことで、事務所が変わったことは結構あります。
例えば、
『自分の仕事が終わってもタカギが働いているから早く帰りにくい!』
という意見で、かつては代表タカギが全て組んでいたスケジュール管理をスタッフ達でスケジュール管理するようになり、マネージャーというポジションができました。
他にも、効率の良い事務所レイアウトを検討して最近大きな席替えをしたり、今年からは完全週休二日制を試してみたり、今でもトライアンドエラーでガンガン改善しています。
(ベンチャーはスピード感も大事ですよね)
経営者って、まずはリスクを考えて行動するので、スタッフに『週休二日制にしたい』なんて言われない限りは、『いつかは...』なんて本当は思っていても、なかなか行動には移せないんですよ。でも、意外とやると決めて試してみたら、上手くいったりするもんです。
それは、スタッフの『こうしたい!』という思いを伝えてくれたから、勇気を出して成し得たことかもしれません。
単純に『休みが欲しい!』と騒ぐのだと何の意味もないけど、『休みを増やすためにどうするべきか』を社内でみんなで考えることは、非常に価値のあることです。
それによって、思いつかなかった業務効率化の方法が見つかったりもするわけです。
スタッフのわがままはOK!まとめ
『わがまま』を言うことは、経営者の貴重なヒントになります。
特に、世代が違うと"目からウロコ"の価値の高い意見もあるので、言わなきゃ損。
しかも、自分の主張を言えるということは、それだけ業務に向き合っていないと言えないことなので、主張できる=仕事に真剣に取り組んでいるという証でもあります。
個人事業からスタートするお店はワンマン経営と言われる方が多いですが、たくさんの経営者を見てきて、それが一番パフォーマンスが高い経営スタイルだと信じています。
ただ、それでも今の30代経営者は、昔のワンマンのイメージとは違い、みんなで成長!というチャンネルをきちんと持っている人が本当に多いです!
なので、『わがまま』でぶつかってくるスタッフの方が共に働いている実感もあるし、真剣に会社にJOINしてくれている手ごたえも感じて嬉しいはずです。
今、20代のスタッフの方々は、あえて意識的に『わがまま』を言ってみるのもいいんじゃないでしょうか。
性格的に言えない人は、『わがまま言えるってことは、その環境でもっと頑張りたいって証』って考えたら、
ちょっと無理してでも、言ってみる価値ありそうでしょ!
それを考えられる人ほど、その会社で将来も必要とされる人ですよ。