大きなカテゴリーでは店舗デザイン事務所だけど、
活動は店舗デザインだけじゃないからこそ、最近見えてきたものがあります。
日常のあらゆるシーンが、お店のサービスとリンクしてお客さんに伝える
『はまゆうさんのホームページ』、
輝いた一日の記憶が絵本という形になり、演じた子供達の記憶にずっと残るであろう
『スワンアカデミーさんのオリジナル絵本』、などなど
我々デザイナーはカタチとして表現したり作ることをしながら、
価値ある仕事は、それを通じて人の日常とか歴史の一部をつくるものなんだと、
最近の仕事を通して感じていました。
空間デザインの『ハコ』という言葉は、それはただの無機質な『空間』を指しますが、
今日のプレゼンでは『ハコ』ではなく『物語』を提案させていただきました。
つくるのは空間であっても、そこには人がいて、仕事や生活があり、時間が流れ・・・、
その物語をプレゼンすることが、ウチのやり方として良いんではないか?
今日はその想いをカタチに出来たプレゼンとなり、
デザイン事務所として、今後のうちのスタンスがクリアになった一日になった気がします。
そう、実は自分はもともとデザインが好きだったんじゃなくて、
『飲食店で働く人』が好きで今の仕事を始めたんです。
時を経て、『飲食店で働く人』から『商売をする人』が好きというふうに変わり、
もちろんデザインにはどっぷりハマって好きになりましたが、
結局は昔から『人』ありきでのデザインということなんですね。
独立して1年経って、改めて原点に戻った。そう感じました。
『デザインがカッコイイ』
そんなデザイン事務所として当たり前の提案ではなく、
空間がどう使われて、どんな人が集まり、どんなふうに歴史を重ねるのか。
提案を通して、きちんとその想いが届けられたと思うので、今日のプレゼンは成功かな。
喜んで頂くことはあっても、涙を流して喜んでいただいたのは初めてかもしれません。
まだまだ先は長いし、結論だすには早い段階だとしても、
『自分のやり方は間違ってないぞ!』そう思うには充分な一日でした。
久々、一人でお酒飲みながらブログ書きましたっ。