絵本『きのこちゃんのぼうし』特設サイト >>> http://design-kom.com/swan
うちがお仕事のお手伝いをさせていただいているクライアントさん達は、
たびたび、『こりゃまいった!』っていう素敵な企画を発想する方が多く、
そのお手伝いをさせていただける事が本当に嬉しい。
そういう方の特徴は30代前半くらいが多くて、
業界の常識や問題点を俯瞰で見た上で、柔軟な頭で新しい切り口で攻めている。
それは決してぶっ飛んでたり、刺激的な発想ではなくても、
人の気持ちをとても考えた、やさしくもあり、おもしろい企画が多いのです。
その企画たちが、業界の新常識として新しい価値を生むと期待しています。
前置きが長くなりましたが、今日はその1つについて書きます。
クライアントさんはうちのWORKSにもたびたび登場するスワンバレエアカデミーさん。
そもそも、うちが最初にお手伝いしたキャラクターデザイン&ロゴも、
『普通のバレエ教室のロゴって、バレリーナが踊ってるのシルエットばかり・・・』
という常識を破りたいと、昨年先生からお聞きして誕生したものでした。
そのように、常に前向きに"バレエ教室のありかた"を考えてきた当教室、
来月10月にある発表会では、長年先生が暖めてきた企画が実現するのです!
先生がバレエ教室を通じて一番大切にしている
『子供たちのあらゆる可能性や想像力をのばしてあげたい!』というコンセプトの元、
発表会でやる物語を、自分達自身で創作してしまおう!という試みです。
普通、バレエというのは古典(白鳥の湖とか、クルミ割り人形とか)を題材にして、
その物語に対して先生が振り付けをし、
それを生徒さんが演じる、というのが当たり前。
今回の発表会の一部はそうではなく、物語を自分たちが創作で考えて、
その物語の振り付けは当然誰も考えた事がないわけなので、
もちろんそれも生徒さん達が考え、
完全に1からのオリジナルの舞台を、作り上げていくのです。
その過程を通して、生徒さんの想像力を育てていこうという試みなんですね。
当日、これを演じるのは小学校低学年以下の小さな生徒達。
今は一生懸命、自分達で考えながら練習しているようです。
そんな素敵な企画に、コムデザインラボは参加させて頂いています。
物語を考える打ち合わせの初期段階から、当日お配りする絵本の完成まで、
一連のディレクションとデザイン全てをお手伝いしております。
(発表会では、絵本を無料でお配りするんですよ。)
先日、そのオリジナル物語である『きのこちゃんのぼうし』の特設サイトも完成!
http://design-kom.com/swan ←一生懸命作ったので見てね。
この物語を生徒さんがどう演じるか、今からとても楽しみです。
また、完全オリジナルで作るからこそ実現出来ることがあるんですが、
演じる生徒さんそれぞれの個性が、絵本の絵にも反映されていたり!
たった1度きりの舞台ですが、思い切りこだわって作っております。
(絵本作家のしのはずりさんの頑張りに感謝!)
また、物語の主役である『きのこちゃん』と、ロゴである『スワンちゃん』が
コラボしたノベルティも制作中!
我ながら、カワイイ出来映えだと☆
当日演じる子供達がそれぞれ、
その舞台に立ったことが一生の思い出になって、
さらには『その日だけのために作った絵本』をずっと大切にしてくれたらいいな・・・。
今日は、そんな夢のあるお仕事のお話でした。