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オーナーさんへのインタビュー

2013年12月開業した名古屋栄のやきものセレクトショップ。トータルのデザインはもちろん、現在ではオリジナル商品の企画ブランディングも声をかけていただき、スタッフ共々大変お世話になっているお店です。名古屋のど真ん中で、常に情報発信できる感度の高いお店として目が離せません!
(代表タカギ談)
ベビー用品を扱う会社で15年間勤めたのち、独立。栄に、器やアクセサリー、雑貨などを並べた「make my day」をオープンさせる。ドライブが趣味で、国内あちこちの窯元を訪れ、多くの器たちに実際に会い、連れて帰ってくることが好き。愛知県小牧市出身。
名古屋・岐阜で活動するフリーライター。情報誌の編集・印刷媒体の企画などを7年経験したのち、フリーに。今の職に就く前は、地元・岐阜でバスガイドをしていたこともあり、旅行が大好き。最近の旅の目的は、もっぱら食。おいしいものと楽しいことに目がない。

当初、

「こんなお店にしたい」というイメージは、

どのように伝えたんですか?

「キーノート」というアプリを使って資料を作りました。

実店舗と同時でWebショップもオープンしたかったので、

両方の店でこんなことをやりたいっていう項目をまとめて

高木さんに見せて話しました。

その時に話したことって憶えてます?

いろいろ伝えましたが、ざっくり言うと

「ギフト」をキーワードに、

食器と、あとアクセサリーも置きたいことを伝えました。

あと、色は、黒×ブラウンにしたいってことかな。

使い込んだウォルナット材のような、

焦げ茶っぽい色と黒との組み合わせが好きなので、

それを言葉と写真とイメージとで伝えました。

要望を伝えた少し後に、

最初のプレゼンがあったんですよね。

そう。

イメージをざっくりと伝えただけだったのに、

高木さんからの提案は、僕の理想そのものでした。

これですよね。

確かにこの絵、今のお店の雰囲気そのまま!

オーナーインタビュー
・・・・・当時の資料を見てみる・・・・・

そうそう、これ。懐かしいなあ。

最初にこの絵を見た瞬間に「これでいこう!」ってピンときました。

思い描いてたこととかけ離れることもなかったし、

想像通りというよりも、

想像以上にしてくれたのは、高木さんの力ですよね。

 

もともとのここはジュエリーショップだった物件で、

壁や螺旋階段は真っ白だったんです。

僕の思考ではこのイメージまで持っていけなかったので、

やっぱりプロはすごいな、と思いました。

あと、お店をつくっていく中で「ピンタレスト」が役立ちましたね。

ピンタレスト?

写真とかイメージを共有し合えるSNSサイトです。

照明とか棚とか、僕が好きな雰囲気の写真を見つけたら

カテゴリー別にそこにどんどん入れて、

高木さんと共有できるようにしました。

 

ピンタレストが僕の頭の中を整理してくれたのもありますが、

高木さんとのコミュニケーションの中で

「僕の好みをわかってくれてる」っていう絶対的な安心感があったので、

お店づくりも思い通りに進みましたよ。

店名とか店のコンセプトは、

どのように固めていったんですか?

「make my day」という店名は僕が考えたんですが、

「【土から生まれたギフト】と出会う場所」は、

高木さんが名付け親なんです。

え!

そうなんですか。

オーナーインタビュー

「ギフト」をキーワードにしたいとは思っていましたが、

オープン前は、

それがひとつの言葉で集約されてなかったんですよね。

なるほど。

ファーストプレゼンの時に高木さんから、

「【土から生まれたギフト】と出会う場所」という

言葉を提案していただいた時に、

僕が思い描いていたことが

ひとつの言葉にすっと集約されたみたいな、

そんな感覚でした。

ぴったりの言葉だった、ってことです?

はい、もちろん。

でもその時は、実は器のほかにもアクセサリーも置こうと思っていて

このワードだと、「土=陶磁器」に

限定されちゃうのかも、という不安は正直ありました。

でも、ガラスもシルバーも、

採掘してるのって実は土の中からなんですよね。

ほんとだ。

金も銀も、実は土の中から生まれてて、

ケミカルなものじゃない。

樹脂とかプラスチック製品は扱っていないことが 明確に伝えられるし、

僕が扱いたいものの考え方が

「自然から生まれたもの」だったし。

その良さを伝えていくためには、

「【土から生まれたギフト】と出会う場所」という言葉が

ぴったりなのかも、と気付かされたんです。

なるほど。 「土から生まれたギフト」って、

あったかい感じがして私もとても好きです。

そう。

僕の中でもなんとなく思い描いていた

「あたたかいものを並べたい」

「人の手からうまれたものを」という思いと、

「【土から生まれたギフト】と出会う場所」という

コンセプトワードの温度が バッチリ合った瞬間でした。

 

でも、とにかく行動が先だったので、

あとづけの部分もあるんですけどね(笑)。

でも、仮に意図していなくても、

最終的にそうして全部つながっていくってことは、

見えないところに芯と言うか幹の部分が存在してた

ってことだと思います。

そうかも。

そうだといいですね。

それを、高木さんに見つけてもらったのかもしれませんね。

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インタビューは続きます
名古屋・栄の街なかに、この店を置いた理由。
期待の先は、思いを乗せてくれる店づくり
土から生まれたギフト、言葉の温度感
作り手の想いを伝え、器でその縁をつなぐ
合わせこなし技と、ここでしかできない提案
決めた目標は高く持って、崩さないこと
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