あたたかいその手の中で
愛されながら生まれてきた器たち
ひとつひとつ、個性があって
ひとつひとつ、表情がちがいます
make my dayが得意なのは
大切な人へ気持ちを伝える「贈りもの」
楽しい食卓や、誰かの笑顔が
思い浮かぶ器たちが仲良く並んでいます
コムデザインラボの役割は
オーナーの理想と
「ほんの少しの非日常感」を“空間”にするお手伝い
make my dayとコムデザインラボ、
二人三脚のお店づくりは
今もなお、現在進行中です
ありがとうございます。
でもこうやって器ばかりを集めたお店って、
名古屋では珍しいですよね。
そうですね。
でも名古屋って、
実は焼き物の名産地に囲まれてるんです。
北は美濃焼、南に常滑焼、東は瀬戸焼でしょ。
四日市の万古焼、滋賀の信楽焼。
ぐるっと一周、名産と呼ばれる土地に囲まれてますね。
そう。
焼き物に恵まれた環境にも関わらず、
それをこの土地の誇りとして
うまく紹介しているお店がないなあって思って。
器を置いてると言っても、
雑貨屋さんの一角に少しだけ…ってところが
ほとんどだったかな。
じゃあ名古屋の人は、
器を買いたい!って思ったらどこに行ってたんでしょう。
やっぱり、百貨店じゃないですかね?
百貨店は品揃えは豊富なんですけど、
わりときれいで上品な食器が多いし、
昔から変わらない“百貨店っぽいディスプレー”で
並べてるんですよね。
でもそれって、実際に持ち帰って使う
シチュエーションが想像しずらい場合が多くて。
確かに。
そこをもう少し、
日常に寄った店にしたいと思ったんです。
make my dayのコンセプトに
“ほんの少しの非日常”という言葉があるんですけど、
扱う器も、店の雰囲気も、
ちょっとだけ非日常感を味わってもらえたらと思って、
こういう店づくりにしました。
「その商品を使うことで素敵な一日になりますように」という思いと、
ここには「素敵な一日をつくってくれる子達」がいますよ
って意味を込めて、
「make my day」という店名にしました。
なるほど。
「ほんの少しの」ってところが大事なんですよね。
ところで、お店のオープンって、いつでしたっけ?
2013年12月7日です。
岡上さんは、それまではどんなお仕事を?
それまでは15年ほど、
ベビー用品関連の会社で営業とバイヤーをしてました。
ベビー用品?
そこから、なぜ雑貨店の開業に?
20代で就職して、働きながらいろいろ考えていて。
30歳くらいの時から、自分の会社を立ち上げたいと思うようになったんです。
いつしか、自分の中で「40歳までに会社をつくろう」と、
目標が具体化していきました。
では、お店を開こうと思ったきっかけは?
「会社を立ち上げる」という目標が先だったので、
当初は、器を扱うことも実は決めていませんでした。
「物販店」を経営することを視野に入れた時、
僕自身アパレルも好きだから、
服屋さんやカバン屋さんもいいかな、とも思ったんですけど。
でも、店を出すなら栄がいいと思っていたので、
まわりを見渡した時に競合ばかりが目について。
自分らしい店にするため、特色を出すためには、
同業態じゃなく、自分の個性が出る店にしたいと思ったんです。
それも理由のひとつですね。
なるほど。
栄というのは決めてたんですね。
ここ、テレビ塔から近くて、
栄の街なかで、とてもいい場所ですね。
いいところですよね。
僕も大好きです。
「人が行き交う場所に似合う店」であり、
「街を形成する店」したいという思いがあって、
この場所を選びました。
はい。
今、名古屋の中でも「街」として活気のある場所って、
やっぱり栄なのかなって思って。
その街づくりに関わって行きたいとも思っています。
土地に合ったお店づくりを意識して、
何年か先にほかの街へ店を出す時に、
名古屋の独特の文化や、居心地の良い空気感も、
一緒に持って行きたいと思っています。