名古屋・東京の空間ブランディング・店舗デザイン事務所 コムデザインラボ

長野県松本市のケーキ屋 Pâtisserie NUMOROUS(パティスリーニューモラス)インタビュー3話

No.05
Pâtisserie NUMOROUS
Pâtisserie in Matsumoto Nagano
話し手
owner
話し手
Pâtisserie NUMOROUS
オーナーパティシエ
大塚 泰裕
埼玉県出身。専門学校を卒業後、みなとみらいの「横浜ロイヤルパークホテル」にパティシエとして就職。その後、鎌倉の「Patisserie 雪乃下」、東京目黒の「パティスリー ジュンウジタ」で腕を磨き、Iターンで長野県松本市に移住して独立。2017年3月「Pâtisserie NUMOROUS」をオープン。
聞き手
interviewer
聞き手
ライター
後藤 麻衣子
名古屋・岐阜で活動するフリーライター。情報誌の編集・印刷媒体の企画などを7年経験したのち独立し、現在ライター9年目に入る。2015年、工業デザイナーの夫と「株式会社COMULA」をスタート。甘いものもお酒も大好きだが、今は妊娠のため禁酒中。お酒がしっかり効いたケーキは大好物。
#05-3

初めて知った、ブランディングの重要性

そこから、正式にタカギさんに問い合わせをしたんですか?
はい。
まずは松本でも大丈夫なのかを問い合わせました。
そしたら「もちろんいいですよ!」って、すぐ返事が返ってきました。
実際にタカギさんにお会いできることが決まってから、
ホームページやブログを読み漁りました。
ブログを読んでると
「この人、結構言いたいことをはっきり言う人だな」
という印象も受けたんですよね(笑)。
きっと、言いづらいことも、包み隠さず言ってくれる人なんだ、と。
そういうところに惹かれたのも大きかったかもしれません。
ブログは、主にどんな記事を読んでいたんですか?
結構くまなく読んだと思います。
読めば読むほど、共感することがいっぱい書いてあって。
例えば?
タカギさんのブログ
「お店にかける費用は、オーナーの”もてなし力”に絶対比例する」
って書いてあったんです。
お金をかけないことは"良い・悪い"じゃなく、おもてなしに対する姿勢が弱くなる。
お客さんを心からもてなしたいなら、
店舗はしっかり費用と時間をかけてつくる、っていう内容でした。

タカギさんの赤裸々な考えを読んで「確かに、その通りだよな」って思ったんです。
なるほど。
はじめから守りに入って中途半端な店づくりをしていたら、
売上は上がらないと思うんです。
攻めたいからこそ、かけるところにはお金をしっかりかけた方が、
最高のパフォーマンスができるし、
その舞台だからこそ、自分の武器をちゃんと活かせると思ったんですよね。
お店やロゴはもちろん、
ホームページチラシとか、そういったツールも
最初から全てお任せする予定だったんですか?
当初は、
ホームページも、グランドオープンの告知チラシも、必要ないと思ってました。
では、広告宣伝ツールはどうする予定だったんですか?
うーん、もしタカギさんがいなかったら、
多分自分たちができる範囲で自作してたと思います。
それこそ、手書きのPOPとか、パソコンで苦し紛れに作ったチラシとか、
しょぼい感じになってたでしょうね。
自分でブランディングするのは、なかなか難しいですよね。
そもそも起業前は、
「ブランディング」っていう考え方自体、あまりピンと来てなかったんです。
「ブランドって、高価なもののことでしょ?」というイメージしかなくて。
でも、KOMさんのホームページやブログを読んで、
ブランドやブランディングの本当の意味を知りました。
でも、だからといって見た目だけ整えればいいのか?というとそうではなくて、
それは空間も、味も、全部伴ってないと意味がないんですよね。
なるほど。
でもそうやって考えていくと、
その要素の中で僕ができるのは「味」だけなんです。
自信満々でケーキ作っても、空間やパッケージがダサかったら、
タカギさんが言ってるように、“モッタイナイ”がたくさん発生しちゃうんだな、と。
だからこそ、そこはプロにお願いしようと思った?
はい。
タカギさんのブログを読んだり、実際に会って話を聞いていて、
ブランディングに一貫性があるからこそ、そのバックグラウンドは強くなるし、
ストーリーも生まれるんだ、ということを知りました。
そういう意味では、店づくりを始める前に、
ブランディングの必要性を知れたことはとても大きかったです。
WORKS
  • Pâtisserie NUMOROUS(パティスリーニューモラス)
  • Pâtisserie NUMOROUS(パティスリーニューモラス)
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Pâtisserie NUMOROUS
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